はじめに
ホラー映画で怖いのは幽霊だけではありません。人間の狂気を描いた「ヒトコワ」と呼ばれる映画も日本には数多く存在します。
怖いと思うのはなにも幽霊だけではありません。昔からよく言いますよね「人間が一番怖い」と。今回は人の狂気を描いた幽霊の出ない「ヒューマンホラー」や「ヒトコワ」と呼ばれるホラー映画を4つご紹介していきます!
悪の教典
概要
不良生徒、モンスターペアレント、学校裏サイト、集団カンニング、淫行教師など、数々の問題を抱える私立晨光学院町田高校(実写版では晨光学院高校)。2年4組の担任を勤める英語教師の蓮実聖司は、生徒や保護者に好かれる人気者だが、その正体は他者への共感能力を一切持たない、生まれながらのサイコキラーだった。自分に疑いをかけてきた一部の生徒や教師をはじめ、邪魔だと感じた者を秘密裏に殺害したり学校から追放したりして、着実に学校全体を支配しつつあった。
しかし、2年4組の生徒たちが文化祭準備のために学校に泊り込んだ夜、些細なミスと疑惑が連鎖した結果、蓮実の起こした殺人が隠蔽不可能な状況になってしまう。彼の選んだ最後の手段は、校内にいる生徒全員の口を塞ぐために、同僚教師の仕業に見せかけて散弾銃で皆殺しにすることだった。こうして一夜の血塗れの大惨劇が始まった。
感想
原作はとても長いのですが
2時間でしっかり楽しめるようまとめてあります。
ただ決してハッピーエンドではなく(どちらかと言えば胸糞)なので好き嫌いが分かれる作品です。
私は結構好きな作品ですね。
Goodポイント
演技力の高さ!
主人公役を演じている伊藤 英明さん含め演技力をが素晴らしく、サイコキラーの気味の悪さを出しています。
あのハナウタとラストのシーンは凶器差と相まって引き込まれますね。
また、物語の大筋とは関係ありませんが、他の教師役の方々も非常にマッチしており
見ていて気持ちがいいです。
後単純に伊藤英明さんかっこいい
発砲が一周周って清々しい!
基本的に猟銃で撃つのがメインとなっており、様々な方法、パターンが見たいという方は向かないかなと思います。
ただ主人公は殺すことに快感を覚えるのではなく、自分に害になりそうだからという理由で殺害という手段をとるので
バリエーションがあるとかえって不自然なんですよね。
また、一発で、かつ躊躇いも無く女性男性関係なく撃っていきます。
あの容赦のなさはみていて清々しいですね。
Badポイント
心理的描写が少ないため、なぜ主人公がそうするのかわかり辛い
これは映画なので仕方ないのですが、心理描写が少ないのでなぜ主人公がそう行動するのが理解が出来ないという点がBadポイントかなと思いますね。
もし、今作気になる方がいましたら、映画を見た後に原作を見ることをお勧めします。
よくある「快楽殺人」ならば「快感を得たい」という大量殺人の理由で納得できますよね
(動機に理解を示せるかは別として)
だた本作心理描写詳細に描かれているので主人公が「なぜそう考えるのか」がわかるのですが
常人と判断プロセスが違い過ぎて「理解ができない」ことがわかります。
主人公が常に論理的で冷静なのに狂った思考だからこそ生まれる恐怖があります。
生徒がうるさい
まぁ映画なので仕方ありませんが、ただ叫ぶだけけの生徒などが度々でてきます。
2~3回目あたりから「うるさ…逃げろよ!」と感じざる負えません。
評価
話の面白さ ★★★★☆
気味の悪さ ★★★☆☆
グロさ ★★☆☆☆
満足度 ★★★★☆
総合評価 ★★★☆☆
※あくまで個人の感想です
黒星が多いほど高評価となります。
ヒトコワ -ほんとに怖いのは人間-
概要
●「知ってはいけない友達の秘密」 マミは親友エイコの家に遊びに行き恋人と別れたばかりのエイコを励ますが、そのうち驚愕の事実を知ることになる ●「送り○チガイ」 高校生のサチは想いを寄せるヨシアキとアドレスを交換する。二人で会う約束をするものの現れないヨシキ。鳴り続ける電話。サチに忍び寄る影の正体とは・・・ ●「自分の名前を検索してみたら」 大学生の麻子は友人から妙な噂話を聞く。それは自分の名前を検索すると殺害予告やレイプ依頼が載っているというのだ。麻子は恐る恐る検索してみると・・・。 ●「親の顔がみたい?」 中学生の明美は最近上階に越してきた家族に迷惑していた。友人を呼び、その対処方法を考えていたのだが・・・ ●「あの世からの電話」 片桐は喫茶店で偶然級友に再会する。携帯電話を持たない級友の口からきく理由は驚くべきものだった。
感想
シリーズもので3作品中の1つ目です。
今回は第一作目を紹介しますが、個人的には3作目が一番好きです。
ただ、1と2を見ればさらに楽しめるのでまずは1作目を見るがおすすめです。
本作はオムニバス形式で話が進んでいき、1時間ほどで計5個の短編ストーリーが楽しめます。
そのため1時間手中してみる必要もないので「ながら視聴」でも楽しめます。
Goodポイント
オチが予想外なものが多い
あ、そうなるん!?
tという意外性のある終わり方が多く、虚を突かれたときに以外背などを感じられ楽しく見れます
視聴時間は1時間ほどなので見やすい
オムニバス形式で1つのストーリーも決して長くないこととあわさり
体幹時間はもっと短く感じ、非常に見やすい点がGoodポイントですね。
Badポイント
このシリーズをずっと見ているとオチが予想できてくる
予想外の展開を狙うが故に視聴側も落ちを予測しようと考えながら見てしまうことと
ある程度作品を見ていると「あぁ、もしかしてこれ…」という予想ができるようになってきます。
これを成長と呼ぶのか、それとも予想できた展開でつまらないと感じるかは個々人の間隔になりますが
後者であるならば長く視聴しないことおすすめします。
評価
話の面白さ ★★★★☆
気味の悪さ ★★★☆☆
グロさ ★★☆☆☆
満足度 ★★★★☆
総合評価 ★★★☆☆
※あくまで個人の感想です
黒星が多いほど高評価となります。
トリハダ-劇場版-
概要
2012年日本映画。フジテレビの深夜に放送されていた日常に潜む恐怖をオムニバス形式で描いたシリーズの劇場版です。一本のメインストーリーを軸にゾクッとするサブストーリーが挟まっていく感じで話が進んでいきます。幽霊ではなく人間の密かに持つ狂気を全面に出した怖さがじわじわきます。
映画ウォッチより
(上記リンクはネタバレがあります。ご注意ください)
感想
ドラマと合わせると計6作品もある長編シリーズです。
めっちゃ長いですね。
ヒトコワとトリハダはセットで語られることが多く
理由として同じオムニバス形式で内容も似たものが多いためです。
今回の映画の内容としては全トリハダシリーズでももっとも有名な
「セ・キ・ニ・ン・ト・レ・ヨ」
という名セリフが収録されており、興奮で夜しか寝れなくなります。
Goodポイント
丁度の良い気味の悪さ!
みやすい
Badポイント
展開が予測できるようになる
評価
評価
話の面白さ ★★★★☆
気味の悪さ ★★★★☆
グロさ ★★★☆☆
満足度 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
※あくまで個人の感想です
黒星が多いほど高評価となります。
口裂け女2
概要
1978年、岐阜県で養鶏業者を営む沢田家は幸せの絶頂にいた。父・光三が経営する養鶏業は順調そのもの、長女・幸子は結婚間近、次女・ 雪枝は子供の頃からの夢だった美容師の夢を叶え、三女・真弓は高校の陸上部で活躍の上、卒業を控えた部活の先輩への恋心を募らせていた。
そして、幸子の結婚式当日、結婚前に付き合っていた父の一番の取引相手の鈴木正彦を庭で見かけたがすぐに鈴木の姿は消え、安心したまま結婚式を続けた。結婚式後、家を出る幸子に部屋を譲ってもらうよう交渉した真弓は自身の部屋を持つようになる。
しかしその数日後、鈴木が自分を裏切った幸子への復讐をしに家に忍び込み、幸子の寝室に寝ている真弓の顔に硫酸をかけてしまうという惨劇が起こる。鈴木は更に止めに入った母を殺害して、光三に射殺される。
真弓は硫酸を顔にかぶって重傷を負い、「現代の医学ではこれが限界」と包帯が欠かせない顔になってしまった。それを機に町では噂が広がり、真弓は疎外感を持ち、正当防衛とはいえ唯一にして最大の顧客を失って養鶏場は立ち行かなくなり、沢田家は一転不幸のどん底に転落する。
そして、その不幸に追い討ちをかけるような出来事が起こる…。
Wikiより
感想
口裂け女に襲われるのではなく、口裂け女と呼ばれるような人物になってしまうまでの過程を描いた今作。
前作の口裂け女の続編ではありますが、正直この口裂け女2のほうが面白いです。
また口裂け女の設定に関しても、「あぁなるほど」と感じる作りとなっており、
意外性含め、楽しめる作品となっています。
Goodポイント
徐々に主人公が狂っていく様が悲しくもあるが面白い
幽霊などは登場しないのですが、理不尽な不幸に見舞われ続け、徐々に恐ろしい「口裂け女」となる過程が
酷く詳細に描かれており後半になるにつれて物語に狂気が表れ引き込まれます。
本来の口裂け女の設定を活かした設定
なんで足が速いのか、凶器はハサミなのか、
などなど口裂け女って不思議な設定が多いですよね。
それらに関して本作は納得のいくような設定をされており、
こういう見方もあったんだ
と意外性と気づきを与えてくれます。
Badポイント
話がエグイ
普通の女の子であった主人公が普通でなくなるほどの過程なので
その過程は中々にエグイです。
グロ耐性の無い人にはあまりお勧めしません
前半がやや退屈
後半との落差のために前半はほのぼのとした雰囲気が続きます。
ウはんからは非常に面白くなるので、少しだけ我慢を…
評価
話の面白さ ★★★★☆
気味の悪さ ★★★★☆
グロさ ★★★★☆
満足度 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
※あくまで個人の感想です
黒星が多いほど高評価となります。
コメント