2022年10月28日から公開された「貞子DX」の評価を書きなぐっていきます
まだ未定な方や友達と見ようと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
あらすじ・キャスト・ストーリー・年齢制限について
あらすじ
人気ホラー小説『リング』の映画化から四半世紀、“貞子”がもたらす恐怖劇の新たな幕が上がる。全国で“呪いのビデオ”を見た者が次々と死亡する事件が続く中、頭脳明晰な大学院生が解明に奔走する様を映しだす。
キャスト
監督 | 木村ひさし |
出演 | 小芝風花 川村壱馬 黒羽麻璃央 八木優希 渡辺裕之 池内博之 など |
ストーリー
“見た者は24時間後に死ぬ”という“呪いのビデオ”が出回り、全国で謎の突然死が相次ぐ。IQ200の天才大学院生・文華は、自称占い師の前田と、霊媒師のKenshinから渡されたビデオを基に、現代によみがえった貞子の謎を解き明かそうとするが……
いつから公開していつ終わる?
あくまで予想になりますが
以下の期間は映画館で公開される筈です。
▼貞子DXの公開期間
2022年10月28日~2022年11月28日
貞子DXは年齢制限がある?
貞子DXは年齢制限はありません。
ただ、推奨年齢は15歳以上がおすすめです。
【ネタバレ】レビューのまとめ
ホラー映画じゃなかった…
リングを最初に見た時には、ここまで系列映画が続くとは思わなかったけど、もう別のものの感じです。
IQ 200もあんまり関係なかったような…、あれで謎は解けたのか…、疑問はいっぱい…
コメディ映画なら良いのかな…
ホラーとしての貞子は今回で完全に死んだ。
コメディに全振りなのは百歩譲ったとしても、そのお笑い部分が全部タイミングもセンスも悪くて、早く帰りたくなった。
茶化さずにホラーというジャンルは守ってほしかった。
it followsに近いものを感じたが、音で驚かせる演出以外全然怖く無く残念だった。幾つかよく分からない所でコメディ的なシーンがあり、そこでも冷めてしまった。
参照元:https://filmarks.com/movies/101649?page=4
※以下ネタバレあり
今年のワーストは「それがいる森」だろうと思っていたが、まさかそれを超える作品が出てくるとは。
それが「貞子DX」だ。
現代の文明に合わせて貞子ウイルスが進化しているという設定。
主人公はIQ200で、呪いとか信じない派。科学で解明して見せる!と、立ち向かって行く。それはかなり期待を抱かせるものだったが、そこまでこの主人公が凄いと思わせるような展開も無く、設定倒れに感じてしまう。
まず、驚いたのは、呪いは信じていない癖に、呪いにウイルスが合体したものであると結論付けて納得している点。
ビデオを観ただけで死に至るウイルスなんて信じてしまった時点で、もう非科学なのでは?
また、ホラー演出なのかしらないけど、
①ドアから出たら急に人にぶつかってびっくりする
②自分の着信音がクソデカ設定なのでいちいちびっくりする
というのを何回も繰り返してるのでうんざりしてしまう。
あと、全体的にホラーというよりもコメディになってしまっている。
その原因とも言えるのが王司というウザ過ぎるキャラの存在。正直、この一人の人物によって映画全体のトーンが決められている言ってもいいほど出番も多いし、とにかくうるさい。
早く死んでくれないかな?と思ったのは私だけではないはず。
あと、霊媒師の胡散臭い感じとか「TRICK」っぽさも彷彿とさせる。
あと、疑問だったのは貞子が進化してるという事だったが、昔の初代貞子よりまどろっこしい手順で殺しにくるので逆に劣化してないかと言う事。
呪われた人を油断させる為に貞子の姿では無く、知ってる人に擬態しているというのもよくわからない。タイムリミットがあるのだからそんな事する必要無くない?
絶えず怖がらせてその様を楽しんでいるのだろうか?むしろ「イットフォローズ」をパクっただけに感じられる。
タイムリミット前に捕まったらその時点で死ぬというのならまだ分かりますが、そういう訳でもなかったよね?
さらにはなんですか?異世界にワープさせたり、力で無理矢理井戸に引き込もうとしてくるのは笑っちゃった。力ずくって。笑笑
初代貞子なんて目を見せただけで呪い殺せるんだから、これは超絶劣化している。
そして、問題はやはりあの結末ですよ。
もうね、コントかと思ってしまった。
あのゆるい雰囲気は何なの?
あれで解決したんですかね?
しかも、あのお遊びみたいなオチも酷い。
この映画を見た人はもれなく毎日見に来なければならなくなりますからね。
これは大ヒットするんじゃない?笑笑
参照元:https://filmarks.com/movies/101649?page=4
KADOKAWAが出涸らしになっても意地になって作り続ける貞子モノが、今更面白いわけもなく、しかも監督が木村ひさしなら当然地雷案件なんだが、宣伝されている「科学的に解明」という部分につい惹かれてしまったのが運の尽き。
フタを開けたらプラセボ効果やサブリミナルなど幼稚なワードが並び、集団免疫という言葉の誤用のみならず、結局サイエンスを放棄する適当なルール解決に着地するという惨憺たる出来でございました。
SNSフォロワーの描写もステレオタイプで、占い王子に至っては殺意すら抱かせる無能・迷惑ぶりで不快極まりない。
池内さん1人が奮闘するもキャラがブレまくりで、気の毒にしか見えなかったね。
無駄なカット数水増し、でかい音・声の連打と演出の酷さも特筆もの。
もちろんロジック破綻(幻影人物の意味はなんなの?)はしっかりあって、見事に褒めポイントが一つもない映画でした。
という訳で、驚いたことに中田秀夫の「貞子」をも凌ぐクズ映画。大怪獣のあとしまつと並ぶ駄作が遂にきました。殺傷能力がかなり高い地雷です。超オススメ!(嘘)
参照元:https://filmarks.com/movies/101649?page=4
本作の評価まとめ
ホラー好き、貞子好きならば本作は見ない方がよさそうです。
ただホラー苦手だが好きな人や
特に貞子に思い入れがない方、
b級映画が好きな方は非常におすすめです。
「まぁ貞子の新作なんて所詮B級だろ」
と覚悟を決め見るのが一番今作を楽しめるかもしれません。
また貞子以外のホラー作品やお口直しとしてちゃんとホラー映画を見たい方はAmazon primeやU-NEXTでちゃんとしたホラー作品が見れるので、もし未加入の方は覗いてみてください。